学習教材
第5章:条件式
条件によってプログラムを実行したり実行しなかったりする方法を学びます。
条件に当てはまっている時にプログラムを実行する
まず、以下のプログラムを実行してみましょう。
aに10を代入する aが10と等しければ「aは10」と出力する
- 1行目:
aに10を代入する
変数aに10を代入します。 - 2行目:
aが10と等しければ「aは10」と出力する
変数aが10と等しい時、「aは10」と出力します。今回は変数aが10であるのでaは10と出力されます。
等しいは条件文の1つです。
以下のように変更すると、何も出力されません。
aに8を代入する aが10と等しければ「aは10」と出力する
条件の種類
等式
aとbが等しいことを示します。
aがbと等しければ「こんにちは」と出力する
不等式
aとbが等しくないことを示します。
aがbと等しくなければ「こんにちは」と出力する
大なり
aがbよりも大きいことを示します。
a > bを表します。
aがbより大きければ「こんにちは」と出力する
小なり
aがbよりも小さいことを示します。
a < bを表します。
aがbより小さければ「こんにちは」と出力する
小なりイコール
aがbよりも大きくないことを示します。
つまり、aがbよりも小さい、または、aとbが等しいことを示します。
a ≦ bを表します。
aがbより大きくなければ「こんにちは」と出力する
大なりイコール
aがbよりも小さくないことを示します。
つまり、aがbよりも大きい、または、aとbが等しいことを示します。
a ≧ bを表します。
aがbより小さくなければ「こんにちは」と出力する
条件に当てはまっていない時にプログラムを実行する
以下のプログラムを実行してみましょう。
aに6を代入する aが10と等しければ「aは10」と出力する 違えば「aは10でない」と出力する
違えばという構文を利用すると条件に当てはまっていない時にプログラムを実行することができます。
条件に当てはまっておらず、他の条件に当てはまっている時にプログラムを実行する
以下のプログラムを実行してみましょう。
aに7を代入する aが10より大きければ「a > 10」と出力する 違えばaが5より大きければ「10 ≧ a > 5」と出力する 違えば「5 ≧ a」と出力する
このプログラムは上から処理されます。
aが10より大きければという条件が正しければ「a > 10」と出力されます。
aが10より大きければという条件が正しくなく、aが5より大きければという条件が正しければ「10 ≧ a > 5」と出力されます。
これらの条件が全て正しくない時は、「5 ≧ a」と出力されます。
📝 次のステップ: 次章では、プログラムを何度も繰り返す方法について学びます。
エディタ
1
出力
プログラムを実行すると結果がここに表示されます