学習教材

第7章:関数

プログラムを関数にして実行する方法について学びます。

関数を宣言して実行する

まず、以下のプログラムを実行してみましょう。

関数printを宣言する
 aを出力する
aに「こんにちは」と代入する
printを実行する

このプログラムでは、1・2行目で関数であるprintを宣言しています。
関数printには、変数aを出力するプログラムを含んでいます。
3行目では、変数aに「こんにちは」が代入されます。
4行目のprintを実行するにて、関数printが実行されます。
関数printには、変数aを出力するプログラムが含まれているのでこんにちはが出力されます。
関数を宣言する時には、まず関数{関数名}を宣言すると入力します。
関数に含まれるプログラムの行頭に" "(全角スペース)を付けます。
一度宣言した関数は、何回でも実行することができます。

関数printを宣言する
 aを出力する
aに「こんにちは」と代入する
printを実行する
printを実行する
printを実行する

関数には複雑なロジックを組むことができます。
以下の関数even_oddは、変数aが偶数なのか奇数なのかを判定するプログラムです。

関数even_oddを宣言する
 aを2で割った余りが0ならば「偶数」と出力する
 違えば「奇数」と出力する
aに11を代入する
even_oddを実行する

戻り値を指定する

関数には、戻り値を指定することができます。
まず、以下のプログラムを実行してみましょう。

関数twiceを宣言する
 aと2を掛けて返す
aに10を代入する
twiceを出力する

関数twiceは、変数aを2倍にして返す関数です。
変数aには10が代入されています。
4行目のtwiceを出力するでは、まずtwiceが実行されます。
twiceではaの2倍、つまり20が返されます。
返されたtwiceを出力するtwiceの部分が返された20に置き換えられ、それが出力されます。

📝 次のステップ: 次章では、条件式や繰り返しをブロックにして構造化する方法を学びます。
エディタ
1
出力
プログラムを実行すると結果がここに表示されます